鉄棒の練習器具

逆上さかあがりの習得に特別な練習器具は不要です。使うのは

  • 鉄棒
  • タオル
  • 大人のひざ

だけです。
(後は指導者の方におすすめの書籍も一つご紹介します)

何より鉄棒。できれば室内がおすすめ

鉄棒が必要なんて当たり前ですが、これがなかなか無いんです。近くに鉄棒がある方は、これはクリアーですね。

近くに鉄棒がない我が家では室内鉄棒を購入しました。
買って大正解。鉄棒が上達しただけでなく全身の運動能力が伸びたうえに、いつでも運動遊びができてテレビの時間も減りました

室内に置ける鉄棒のメリットは、

  • 室内に置いておけるので、時間や天気に左右されずいつでも練習できます。
  • 高さを自由に変えられるので安全。こわくない高さから始められ、下にクッションを用意することもできます。

痛くない=こわくないというのは大事です。こわさが勝ってしまうと練習したくなりません。

外で練習する場合も怪我けがの無いよう、よく見てあげましょう。

近所に鉄棒があるなら購入する必要は無いかもしれませんが、雨の日・雪の日・酷暑こくしょの日だって、鉄棒で体遊びをしてくれるのはうれしいですよ。

改めて、鉄棒って遊具なんだと実感しました。室内で体を使って一人でも遊んでくれるおもちゃなんて、そうそうありませんよ。ほんとおすすめ。

特別高価なものでなくても構いません。7000円程度の鉄棒を使用していますが、文句なしです。

私が購入した当時は耐荷重40kgでしたが、耐荷重70kgまで向上したようですね。

このタイプの室内鉄棒は、脚部の組立部分のネジが使用により徐々に緩んできますので、定期的に確認しましょう。脚部はパイプを差し込んであるので、ネジが緩んだからといって外れる心配はほぼないのですが、ネジが緩むと、鉄棒使用時に揺れが大きくなり、音もうるさくなってきます。

あと、注意するのが中心の支えに伸びている脚。ここを長く設定しすぎるとぐらつきが大きくなります。使用しない時は若干脚が浮くように長さを調節しましょう。体重がかかったときに床ギリギリ触れるくらいに調節できるとベストです。

子供が使わない夜などは物干しとして活躍しているときもあります^^;。助かってはいますが、子供がいるときは洗濯物を置かないほうがいいですよ。いつでも使えることが大事ですから。

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組み立て不要で大人も使える室内鉄棒も

上記の室内鉄棒で子供の練習には満足です。ただ組立式なのでねじが緩む、構造上ぐらつきが出やすいという欠点もあります。

このあたりの欠点を解消した室内鉄棒もあります。お値段は約23,000円とちょっとお高いです。

その分いいところもあって、

  • 70kgまでの大人も使用できる
  • 組み立て不要
  • 脚部にネジがないので、緩む心配がない
  • 中心の脚がないのでぐらつきが出にくい

大人も使用できる、脚部のネジの緩みが発生しない、と私の希望をすべてかなえています。すごい。

中心の足が無くても70kgまで支えられるというのは、かなり頑丈に作られている証です。

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マットでより使いやすく&騒音そうおん軽減

部屋に鉄棒を置くとき、下に敷くマットがあると便利です。鉄棒はどうしても揺れるし、床の上を若干滑ります。そのためフローリングや畳に直接置くと床に傷が付く恐れがあります。

マットがあれば傷を防げるだけでなく、鉄棒の揺れや滑りを防いでくれるので、鉄棒の運動がやりやすくなりますし、騒音そうおんを軽減してくれます。

ただ、マットは必須ではありません。
傷の心配がない、鉄棒が若干滑っても気にしないのであれば不要です。

下の階への騒音を減らしたいという場合はあったほうが良いですね。

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長めのタオルが使いやすい

逆上がり練習の初期はタオルを使います。普通のタオルです。
タオルをベルトにように腰に当てて、両端を鉄棒と一緒に握って、腰が落ちないように支えにします。(詳しくは「練習方法>逆上がり」で解説しています)

一般的なフェイスタオル(ハンドタオル)では短い場合はマフラータオルやスポーツタオルがおすすめです。

フェイスタオルの長さはおよそ85㎝(75~90cm)です。マフラータオルは長さが120㎝と長く使いやすいです。また幅が20㎝程度と細いのもいいところ。
バスタオルも同じくらいの長さですが太すぎて、補助に使おうと思うと布が余って使いづらいです。長くて細いタオルが便利です。
普通に汗を拭く場合にも細長いタオルはかさばらなくて便利ですよ。

マフラータオルやスポーツタオルでも短いものもありますから、購入する場合は長さを確認しましょう。

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大人の膝、無料

ひざを使って練習

あとはひざです。足で地面をける感覚と後ろ足のり上げ方向をつかみます。

タダですね。ある意味priceless(プライスレス=金銭には変えられない貴重なもの)。

ひざを使っての練習についても詳しくは「練習方法>逆上がり」で解説しています。

指導者におすすめの本

この本、体操の元日本代表である米田 功さん監修なんですが、すごくいいです。写真が豊富ですしそれぞれの説明がわかりやすい。

鉄棒技の説明はこのサイトで十分だと思うのですが、書籍として何かほしいという指導者の方などにはこの本がおすすめです。

薄い本で価格も1400円とお手軽なんですが、10以上の鉄棒技について、動作順序の写真、コツ、ポイント解説が記された充実の内容

例えば逆上がりなら、前足は鉄棒の下、ひじはやや曲げる、けり上げるポイントを風船で示すなど、言葉と写真でわかりやすく示しています。

さらに鉄棒以外の、マット運動、跳び箱も写真と解説が充実しており、幅広く使えます。

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